W主演のうちの1人がまさかの死を迎えたノンストップ・ミステリー「あなたの番です」のあらすじネタバレをどこよりも詳しくお届けします。
そして、どこよりもポンコツな推理もこりずにお届けです。
今回はブルだと思うんだけどなー^^;
今回の10話でついに第1章が完結!
翔太と菜奈のラブラブいちゃいちゃがもう見られないなんて…と喪失感を抱えつつ、10話のあらすじネタバレをいつも通り詳しくご紹介していきます~。
推理だけ見てやってもいいぜ、という方は目次からとんでくださいね。
contents
「あなたの番です」9話あらすじネタバレ&推理おさらい
10話のあらすじネタバレに行く前に、9話のあらすじと推理をふり返っておきましょう!
「あなたの番です」9話あらすじネタバレ
翔太(田中圭)と菜奈(原田知世)は甲野の件で警察に事情を聞かれますが、犯人だと疑われているわけではないようです。
「こうのたかふみ」は菜奈がゲームで引いたにもかかわらず誰かが殺してしまい、順番的に菜奈に殺せと脅迫する側であるはずの久住譲(袴田吉彦)は意識不明で入院中。
これはもう交換殺人じゃないよねと翔太たちは結論を出します。
菜奈は翔太を守りたいと引っ越しを申し出て、翔太もその提案に同意しました。
テレビで甲野貴文が殺されたというニュースを見た田宮淳一郎(生瀬勝久)は、甲野が自分の部下であったという情報を翔太にもらしてしまったことを思い返して翔太の部屋へ向かいます。
苦い過去を思い出して翔太を訪ねるのをやめた田宮は、301号室の尾野幹葉(奈緒)が303号室から出てきたのを目撃します。
菜奈と翔太は交換殺人の破綻をすみだ署の神谷将人(浅香航大)に伝えますが、神谷はこの件も自分があずかると言ってほかの刑事への相談を拒否しました。
神谷の態度に違和感を感じた2人は、402号室の榎本早苗(木村多江)に疑いの目を向けます。
夫が警察官である早苗をかばって身内の不祥事を隠蔽しようとしているのか、逆に組織ぐるみで隠蔽されないように1人で捜査しているため、神谷の態度がおかしいのではと考えたからです。
翔太は菜奈の反対を押し切って、次の部屋が決まるまでのあいだ犯人探しを大々的に行なうことにしました。
マンションの各部屋に聞き取りに行くなか、301号室の尾野幹葉(奈緒)と早苗だけが常にドアチェーンをかけていることに気づく翔太と菜奈。
菜奈は、401号室の木下あかね(山田真歩)から元の管理人と早苗との間でトラブルがあったようだという話を聞き、ますます疑念を深めていきます。
一方、翔太は早苗の夫である榎本正志(阪田マサノブ)が神谷にひざ蹴りされているところを偶然目撃して、榎本を部屋まで送ることになりました。
強引に402号室の玄関に乗り込んだ翔太でしたが、すぐに追い出されてしまいます。
しかし、そのあと菜奈と寝室の扉越しにふざけあっているときに、翔太は同じ間取りであるはずの402号室ではこの扉の前に大きな棚が置かれていたことに気づきました。
翌朝、翔太はいつものように家をでて402号室近くで張り込みを開始。
早苗が出かけようとチェーンとドアを開けた瞬間、翔太は走り込んで早苗を廊下に出して自分は402号室に飛び込み、カギとチェーンをかけてしまいました。
翔太が棚をどかして隠し部屋のドアを開けると、そこにはさるぐつわをかまされて天井から吊り上がったロープで両手を結ばれた202号室の黒島沙和(西野七瀬)が…!
しかし、ドアチェーンを切った早苗が狂気の表情で部屋にやってきて、キリのようなものを翔太の足に突き刺し、翔太を部屋の中につきとばしてドアを閉めてしまいます。
つきとばされたときに頭を打った翔太が床に倒れ込んだまま視線をあげると、部屋の片隅に小さく縮こまるようにして1人の少年がひざをかかえていました。
少年の手首には手錠。
翔太は起き上がることもできないまま、意識が遠ざかっていくのでした。
「あなたの番です」9話終了時点での推理!
間取りはどこも一緒だと翔太が言っていました。
だとすると、もう1部屋あやしい部屋があります…石崎家です!
石崎家も隠し部屋ってことはあるんでしょうか?
子どもが2人もいるのでは、部屋隠してる場合じゃないのでナシな気はしますが。
それから、神谷と翔太たちが話していた喫茶店で沙和っぽいアルバイトの女性がいましたよね?
バイト中に神谷や翔太の話を聞いてしまった沙和が、あやしいと言われていた早苗に確かめにいって拉致されてしまったのではないかと思います。
か、またはですね。
ちょっとイチかバチか推理なんですが、沙和と神谷は付き合っているんじゃないかなと実はひそかに予想しています。
つまり、偶然ではなく、沙和のバイトしている喫茶店に神谷が入り浸っているパターンです。
行方不明になった沙和の行方を聞き出すために、榎本をガシガシひざ蹴りしてたと考えると意外としっくりきますがどうでしょうか?
「あなたの番です」10話あらすじネタバレ
翔太(田中圭)の出勤を見送り、菜奈(原田知世)は自宅で仕事をしていました。
ところが、ジムからの電話で翔太が出勤していないことを知ります。
ドアチェーンと早苗のウソ
外へ探しに出ようとした菜奈でしたが、翔太が402号室の榎本早苗(木村多江)のことを疑っていたことを思い出して、早苗の部屋を訪れました。
普段はかけたままになっているドアチェーンがはずされていること、そのチェーンの先を早苗が手でさりげなく隠したことに気が付く菜奈。
とっさに「昨日の夜からいなくって」と翔太がいなくなった時間をずらして伝えますが、早苗は翔太を見ていないと答えました。
昨夜、翔太が402号室にむりやり押し入った話を聞いていた菜奈は、早苗がウソをついていること、なにか隠していることを確信します。
そうと知らない早苗は、「探すの手伝う」と言って部屋から出てきました。
謎の少年は早苗の子ども
402号室の隠し部屋に監禁されている翔太たちは、もれ聞こえてくる声で菜奈が来たこと、早苗が出かけて行ったことを知ります。
立ったまま手をつりあげるように縛られている202号室の黒島沙和(西野七瀬)が懸命に足をのばしてなんとか翔太のさるぐつわをはずしました。
翔太は沙和と静かにしていてくれた謎の少年(荒木飛羽)に礼を言い、今度は沙和のさるぐつわをはずそうと足をのばします。
それを見かねた謎の少年が、立ち上がって沙和のさるぐつわをはずしてくれました。
少年の手錠は長めの鎖とつながれていて、隠し部屋のなかでなら自由に歩きまわれるようになっていたのです。
1度、早苗が榎本のことを「パパ」と呼んだことを覚えていた沙和は、謎の少年は早苗の子どもだと思うと翔太に告げます。
沙和が名前を尋ねますが、返事はありません。
誰かが助けに来てくれるかと期待して翔太は大声を出しますが、沙和に「たぶん、ここ、防音になってます」と言われ、少年にもうるさがられるだけで効果はありませんでした。
叫んでも助けは来ないとわかった翔太は、あらためてこの状況にいたった経緯を沙和から聞くことにします。
沙和は、夜にコンビニに行こうとマンションを出たとき、まぶしい光に照らされて見上げたら402号室のベランダに懐中電灯を手にした少年が立っていたのだと、説明しました。
少年の代わりにすぐさまベランダにあらわれた早苗に手招きされて部屋を訪れたところ、スタンガンで早苗に襲われて監禁されてしまったのです。
翔太は誰か呼んできてもらえないかと少年に尋ねますが、少年も手錠をされた状態ではどうにもできません。
どうやってベランダまで出れたのかと沙和が疑問に思うなか、翔太は少年の身を心配して「これは普通じゃないから、絶対に助けるから、一緒に逃げよう」と声をかけます。
少年は「お母さんを責めないでくれますか?」と初めて声をあげました。
早苗の心の風邪が生んだ402号室の秘密
菜奈は、早苗とあてもないまま外を探し歩いています。
いったん戻ってどうすべきか早苗の部屋で相談してもいいかともちかけようとする菜奈でしたが、「もう、警察に相談したほうがよくない?」と早苗にさえぎられてしまいました。
402号室では、少年こと榎本総一が早苗が今の状態になってしまった事情を説明しています。
総一は周囲の子どもたちからいじめを受けていて、車道にむりやり押し出されるなど命を失いかねない被害を何度も受けていたのです。
3年前、榎本正志(阪田マサノブ)と早苗は総一を段ボールに入れてキウンクエ蔵前に引っ越してきました。
周囲に子どもがいるとバレないように引っ越しをすませた早苗は、「これからはいつもお母さんの目の届く場所にいなさい」と総一を部屋に閉じ込めて監禁生活を強いてきたのです。
早苗自身もママ友からひどいイジメを受けていたらしく、「落ち着くまで、もう少し辛抱してくれ」「心が風邪ひいちゃってるから」と榎本に言われ、少年はずっと耐えてきたのでした。
榎本夫妻と菜奈との攻防戦
菜奈は早苗に連れられて警察に相談に行きます。
ただ、現れた榎本に連れられて行った先はいつもの喫茶店でした。
警察署内でないこと、相談先が生活安全課の榎本でいいのかと怪しむ菜奈。
今の段階では事件性があるかどうか判断できないため、普通に捜索願を出しても受理されないか、
受理されてもまともな捜索をしてもらえない。
榎本はそう脅したうえで、「私が話をうかがって、直接上につなげます」と言って用紙に記入しながら話をするよう菜奈をうながします。
しかし、榎本は署にもどると、菜奈が記入した行方不明者届受理票をなにくわぬ顔でシュレッダーにかけてしまうのでした。
帰り道、菜奈は翔太の勤務先であるジムに寄ると言って早苗と別れます。
タクシーに飛び乗って急いでマンションに戻った菜奈は、402号室に急行。
周囲にスペアキーが隠されていないかを探します。
ところが、買い物に行くと言っていたはずの早苗があらわれて、「まだ不安なら話聞くよ」と笑顔で穏やかに話しかけてきました。
菜奈は顔をこわばらせ、「大丈夫」とその場を逃げるように去るのでした。
疑心の連鎖
402号室に戻ってきた早苗は隠し部屋の様子を見に来ますが、翔太と沙和はさるぐつわをかんで何事もなかったかのようにやりすごします。
菜奈は、部屋に戻る途中で301号室の尾野幹葉(奈緒)に遭遇。
翔太を見なかったかと尋ねます。
いつも朝は翔太と駅まで一緒に行くのに今日はいなかったという幹葉は、「翔太さん、いなくなっちゃったんですか?」「しばらく部屋にお1人ですかあ」と意味ありげな笑みを浮かべて自分の部屋へと戻っていってしまいました。
103号室の田宮淳一郎(生瀬勝久)は、居酒屋に銀行勤め時代の後輩を呼び出しています。
劇団の旗揚げ公演のチケットとTシャツを売りつける田宮に、後輩は苦笑いでお金を支払ってすぐに店を出ようと席を立ちました。
甲野の件については少なからず責任を感じている、と田宮は険しい顔で告白。
犯人の目星がついているという田宮は「それ相応の報いは受けてもらう」と宣言するのでした。
翔太のケイタイに何度連絡をしても留守番電話につながってしまう菜奈は、すみだ警察署の神谷将人(浅香航大)に電話をかけます。
翔太がいなくなったこと、榎本に捜索願は出したものの不安なことがあるので、神谷に会って話したいと頼むためです。
神谷は菜奈の話を聞きながら、目の前のデスクに目をやりました。
目線の先には「自動車ナンバー自動読取装置の照合結果」と記された紙があります。
対象車両は「足立370 お 40-23」。
2019年4月7日の23時以降に、その車両が伊勢原方面に行ったことが読み取れます。
「わかりました。ちょうどそっち方面に用事ができそうなので」
と言って、神谷は菜奈を訪ねることを約束しました。
菜奈の推理ー山際を殺したのは早苗
菜奈は、推理メモを出して1人で推理をはじめます。
翔太はゲームの件で住民たちのところへ聞き込みにいっていました。
犯人を突き止めるようなことを翔太が知ってしまってトラブルに巻き込まれたのであれば、相手は当然ながらなんらかの事件の犯人ということになります。
なんらかの犯人の可能性が高いのは、403号室の藤井淳史(片桐仁)と早苗。
早苗が管理人だった床島比呂志(竹中直人)とトラブルを抱えていたらしいことをふまえ、菜奈は早苗がゲームで「管理人さん」と書いたのではと考えました。
「管理人さん」と書いた人物は、床島を殺した人物に脅迫されておそらくDr.山際を殺していると推理した菜奈は、山際の事件について報じた週刊誌を読みなおします。
遺体は殺害後に伊勢原市の山中まで運ばれたのではという記事に、早苗が車の運転席で涙を流していたことがあったと思いだす菜奈。
早苗の車が今どうなっているのかを確かめに駐車場へ行こうとしますが、エレベーターの前に苦手としている幹葉がいたため外階段で向かうことにしました。
クーラーボックスの中身1
外階段で501号室の佐野豪(安藤政信)とすれ違った菜奈は、佐野が運ぶクーラーボックスの中身を見せてくれないかとお願いします。
佐野がクーラーボックスを開けると、中には氷が入っているだけ。
菜奈は非礼を謝ってお礼を言いますが、菜奈が立ち去ったあとに佐野は動揺したのかクーラーボックスの中身をぶちまけてしまいます。
すると、氷の下から大きな肉塊のようなものが…!
佐野は急いでその肉塊らしきものと氷をクーラーボックスに戻すのでした。
駐車場では、以前早苗の車が停められていたスペースがぽっかり空いています。
通りがかった404号室の江藤祐樹(小池亮介)に尋ねると、「そういえば会長さん、ちょっと前から自転車ですね」と返事が返ってきました。
パパも家のことを手伝って
一方、早苗と榎本は、隠し部屋に監禁している翔太と沙和をどうするのかを話し合っています。
そんなに何人も処分できないだろうという榎本に、早苗は「じゃあ、2人ともあの部屋に住んでもらう?」「一度にやるのは大変だから、1人ずつかな」と返答。
殺しを分担しようと提案して榎本にしぶられると「パパも少しくらい家のこと手伝ってよ」と答えるなど、まるで普通の夫婦の日常会話のようです。
榎本も「じゃあ、これからは俺が掃除と洗濯やるからさ、ママが2人とも殺してよ」と応じますが、すぐに我にかえって「なんだ、これ!?」と苦悩の表情を浮かべます。
榎本はもう2人だけでは処理できないと、電話を1本かけるのでした。
隠し部屋では、翔太が総一を説得しています。
母親を守りたい気持ちはわかるとしながら、「だったら、なおさらここを一緒に出よう」「じゃないと、もっと大変なことになるよ」と言う翔太。
総一は立ち上がり、翔太たちの手を縛るロープや手錠をはずす道具がなにかないか部屋のなかを探し始めるのでした。
藤井と脅迫状
菜奈は推理メモを手に早苗たちが住む402号室の前まで来ますが、なんと言ったらいいのかと悩んでインターフォンを押せずにいます。
そのとき、403号室のドアが開いて藤井が出てきました。
藤井を部屋の中に押し戻した菜奈は、藤井を脅していた人物は早苗ではないかという自分の推測をぶつけます。
確かめるためにも、藤井を誰が脅していたのか手がかりがほしいという菜奈に、藤井は動画は消えてしまったが脅迫状はとってあると部屋の奥へ向かおうとしました。
ところが、「俺がやったこともバレる可能性があるじゃないか」と気付いた藤井は、脅迫状は捨ててしまったと言って菜奈を追い返します。
そして「アイツ、いつまで探ってんだよ」と不穏な表情を見せるのでした。
クーラーボックスの中身2
402号室の隠し部屋では、総一がクローゼットなどをあけて切断道具を探しています。
翔太は隠すように置かれているクーラーボックスに目をとめました。
開けるなと言われているというクーラーボックス。
その中には、消臭のためかトイレ用ネコ砂のようなものに埋もれて、なんとビニールに包まれた人間の頭部のようなものが入っていました。
思わず悲鳴をあげる沙和。
これはいつからここにあるのかという翔太の問いに1カ月以上前からと答えた総一は、「お母さんはつかまりますか?」と尋ねました。
以前に、「なんで、そんなことを!」「相談してよ」と榎本が早苗に問いただす声がしたあと、夜中に2人が出かける音がした、と総一は言います。
それからしばらくして、ガムテープでふたをぐるぐる巻きにしたクーラーボックスが隠し部屋に持ち込まれました。
そのため、総一はお父さんではなくお母さんがつかまるかもと思ったのです。
神谷が握られていた弱み
翔太が監禁されたまま、1晩がたちました。
連絡を待ちながら眠ってしまった菜奈がケイタイを見ると、急用ができたので行けないとする神谷からのメッセージが入っています。
菜奈はすぐに神谷に電話をかけますが、留守電が応答するばかり。
当の神谷は、榎本に呼ばれて402号室にいました。
榎本が隠し部屋のドアを開けると、そこにはうとうとしている翔太と沙和の姿。
あわてて姿を隠した神谷は、目隠しくらいしてくれと文句を言います。
「ま、どのみちアレするんだし」
榎本の言葉に神谷は「俺はやりませんよ」と反発しますが、榎本は自分がつかまったら2年前に神谷がしたことを洗いざらい話すと返しました。
2年前に捜査対象の人間に情報を流して150万円を受け取ったことをバラすと榎本に脅されて、神谷はゲームについての情報を握りつぶしていたのです。
自分のはバレてもせいぜい懲戒免職、これでは釣り合いがとれない、そもそも自分に何か隠していることがありますよね、と神谷は反撃にでます。
「あなたたちは、山際祐太郎を殺している」神谷は榎本と早苗にそう告げました。
早苗は、夜道で山際に声をかけて車のトランクの中を見てくれるよう頼んだこと、山際がトランクをのぞいているところを後ろからハンマーで襲ったことを思い返します。
Nシステムで割り出した。
じきに神奈川県警も気付くと思う。
そう語る神谷に、榎本は3階の空き部屋に1人ずつ運び出してくれれば、あとはどんな結果になってもなにもしゃべらないと協力を要請。
覚悟を決めた神谷は、隠し部屋に入って目隠しをされた沙和のお腹にこぶしを入れました。
菜奈、402号室に突入!
早苗、榎本、神谷の3人は段ボールに沙和を入れて、402号室を出ました。
あわてた榎本は部屋にカギをかけずじまい。
そこに、意を決した菜奈がやってきました。
ドアノブに手をかけ、カギが開いていることに気づいた菜奈は部屋のなかへと突入します。
3階についた榎本たちが隠し持っていたマスターキーで303号室のカギを開けている頃、菜奈は武器のつもりか傘を握りしめながら402号室のリビングの扉を開けるのでした。
リビングには見知らぬ少年が1人。
隠し部屋のカギが開けられたままであることをいいことに、総一が翔太のロープを切る道具を探してリビングに出てきていたのです。
「え!?」という声で菜奈に気づいた翔太は、菜奈を呼びます。
総一から受け取ったドライバーで手錠をはずしにかかる菜奈に、翔太は沙和が連れて行かれたことを伝えました。
ところが、手錠がはずれないまま早苗が帰ってきてしまいます。
キッチンからハンドミキサーを持ち出した早苗は、刃を回転させて菜奈に襲いかかりました。
菜奈 VS ミキサー主婦
「誰か呼んできて!」という翔太の叫びに、部屋を飛び出す菜奈…!
外階段で菜奈をつかまえた早苗は、「ホントにごめんね、あの子のためだから!」と言って菜奈にハンドミキサーを向けてきます。
防戦一方の菜奈でしたが、「誰かを犠牲にしてでも、愛する人を守りたいの!!」という早苗の叫びを聞いて目に力が宿るやいなや、早苗に蹴りを入れて逃げ出しました。
外階段で出くわした榎本も菜奈を追う早苗を追いかけますが、神谷は「お前も来い」という言葉には従わずに踵を返します。
同じ頃、総一の助けでようやく手錠をはずした翔太が、菜奈を守るべく足をひきずりながらも402号室を飛び出していきました。
マンションの駐車場で菜奈を捕まえた早苗はハンドミキサーをふりかざしますが、あわてて追いかけてきた榎本が「ここじゃマズイって!」と制止します。
もみ合ううちに、通りがかった401号室の木下あかね(山田真歩)と江藤に現場を目撃されてしまい、榎本と早苗は万事休す。
榎本はなんとかごまかそうとしますが、どうにもなりません。
さらに、新管理人の蓬田蓮太郎(前原滉)や203号室のシンイー(金沢美穂)も集まってきてしまった上に、蓬田は警察に通報もしたようです。
早苗に飛びかかろうとした翔太を地面に抑え込みながら、榎本は「ママ、あきらめよう」と早苗に呼びかけます。
早苗はハンドミキサーを皆に向けながら、このことを忘れさせる催眠術をかけようと必死に声をはりあげますが、もちろん事態がおさまるわけがありません。
あかねがケイタイで録画を始めるなどするなか、早苗はそれでも「来ないで!近づいたら、菜奈さんを殺して私も死ぬ!」と菜奈を離さないままです。
204号室の西村淳(和田聰宏)もやってきて、マンション住民たちが見守るなか、「やめようよ!」という声が響きました。
総一の決意と事件の終わり
総一です。
早苗たちの部屋のベランダの手すりにのぼり、いつでも飛び降りることができる態勢で決死の呼びかけを決行したのです。
「誰、あの子!?」とあかねは戸惑いますが、早苗と榎本は「そうちゃん!」「総一!」と驚きの声をあげました。
「お母さんがやめないと、飛び降りるから」という総一の言葉に、ようやく早苗はハンドミキサーと菜奈を手放します。
翔太と菜奈が抱き合うなか、総一はベランダの手すりから降りようとしますが「うああ」と声をあげてベランダから落下してしまいました。
必死で落下点に走り込んだ翔太は、総一を受け止めて地面に倒れ込みます。
身体を強く打った翔太は、駆けよった菜奈がすがりつくように顔や身体をさするなか、静かに目を閉じるのでした。
妻の献身ととれない連絡
翔太が意識を取り戻すと、そこは東京警察病院のベッドの上。
ベッド脇から心配そうにのぞきこんだのは、残念ながら菜奈ではなくすみだ署の水城洋司(皆川猿時)でした。
「つきっきりだったので、奥さんのほうが倒れるんじゃないかって心配していました」という看護師の言葉に、菜奈に早く会いたいと翔太の想いはつのります。
水城は早苗の件で話を聞こうとしますが、「そういう話は、まだダメですよ」と看護師に追い出されていきました。
ベッド脇の丸イスに置かれていた夕刊ゲンジツには、「衝撃」「ミキサー主婦自宅からドクター山際の頭部発見!!」「夫は現役警察官!」との文字がおどっています。
総一は軽傷で、すでに退院して施設に保護されていると記事には書かれており、翔太は安堵のため息をつくのでした。
日が明けても菜奈と連絡がとれない翔太は、ベッドを抜け出して公衆電話から電話をかけようとしますが看護師に叱られてしまいます。
病院側から電話をしたので仕事が終わったら来ると思う、という看護師。
翔太は嬉しそうな笑顔を浮かべますが、結局は病院をぬけだしてしまいました。
サプライズプロポーズ
何本かの花を手にタクシーで家へと向かい、財布をとってくるからと運転手に告げて菜奈のもとへと急ぐ翔太。
マンションの入り口で出会った沙和を心配する翔太でしたが、沙和は「私は縛られていただけなので」といたって元気な様子です。
菜奈にあらためてプロポーズをしにきたという翔太は、沙和に記念すべき瞬間の記録係を頼んで一緒に部屋へと向かいました。
部屋のドアはカギがかかっておらず、翔太は「あんなことがあったのに、菜奈ちゃん不用心です!」と沙和が録画しているケイタイに向かってすごんでみせます。
が、基本は浮かれモード。
仕事部屋とリビングを探し歩き、寝室でベッドのなかにいる菜奈を発見した翔太は「寝起きドッキリになっちゃいましたー」と声をひそめて菜奈のとなりに寝ころびました。
「おっはよー、菜奈ちゃん!」
こちらに背を向けて寝ている菜奈を勢いよくあおむけにしたところで、翔太がなんとも言えない違和感に気が付きます。
蒼白の顔色、微動だにしない表情とその身体。
そして、菜奈の頬に止まる1匹のハエ。
「菜奈ちゃん!!!」
沙和が見守るなか、翔太の絶叫が響くのでした。
「あなたの番です」10話ネタバレ感想
菜奈ちゃーーーーーーーーーん!!!
ウソだ、まさか&衝撃すぎてなんだかもうです。
菜奈ちゃんは、離婚できてないクセに若い男と住んじゃうわ、婚姻届出そうと言われると不機嫌になるわ、旦那はサイコだわで、正直苦手なタイプ。
袴田吉彦にしろ、児嶋佳世にしろ、こうのたかふみにしろ、ゲームで名前を書かれたことやその正体を菜奈が知った途端に殺されていくので黒幕は菜奈では…とも思っていました。
なのに、なんだこの喪失感は…!!!
いつのまにか翔太にシンクロして菜奈ちゃんが好きになっていたようです。
沙和の美脚とか、総一のランドセル姿はムリがありすぎるとか、神谷にはガッカリだよとか、早苗が今回も飛ばしてて最高だったとか。
言いたいことはいろいろあったんですが、もうHPがゼロです。
菜奈ちゃん…(めそめそ)。
ショッキングでしたが、第1章かなりの盛り上がりで完結して面白かったです。
次の反撃編も楽しみにしています!
次回以降の推理!菜奈ちゃんを殺したのは誰!?
菜奈は横向きの状態で亡くなっていました。
死後数十分で身体の下になっている部分に死斑が出はじめるはずなのですが、あおむけにしたときに顔の右側も綺麗でしたよね?
となると、死後あまり時間がたっていないと考えられます。
が、あおむけにしたときのドサッと感は死後硬直している感じもありました。
ハエがたかっていることから腐敗は始まっているけれど、翔太や沙和が部屋に入った途端に匂うほどは進んでいない。
死後硬直する程度に時間はたっているけれど、死後硬直が緩解するほど時間はたっていない。
死斑は定着したあとで菜奈の体勢を変えれば身体の前面に出ていなくても不思議ではないので、いったん無視するとして…うーん。
死後1~2日ってところでどうでしょう?
水城たちは菜奈から事情聴取もしたでしょうし、さすがに警察病院に妻を装った人間が出入りするのは厳しいと思います。
ですから、翔太に付き添っていたのは本物の菜奈。
翔太が目覚めたタイミングで、菜奈と翔太の情報をすり合わされたくない人物が菜奈を殺害。
と、推理しました。
翔太監禁前の情報であれば、菜奈がすでに翔太に話している可能性もありますので菜奈だけの口をふさいでも意味はありません。
ですから、翔太の監禁中に菜奈がつかんだ情報で、かつ事情聴取で話さなかっただろう情報で、犯人にとって決定的な何かになる情報ということになります。
クーラーボックスの中身を見られた佐野、ハンドミキサー事件当日に連絡がとれなかったと知られたくない神谷。
または、沙和。
翔太がいなくなったときに、菜奈が沙和にまったく相談をしないのは不自然です。
実は沙和に相談にいっていた。
つまりは監禁されている最中の沙和と菜奈が会っていたとすれば…。
沙和にとって決定的な証拠になります。
巷でよく言われている「沙和は双子説」の決定的な証拠です。
沙和ならば、菜奈が警戒せずに部屋に通すでしょうから殺害のチャンスもたくさんあります。
部屋にときどき忍び込んで、菜奈の体勢を変えたり、病院からの電話を確認することも可能です。
さらに、部屋に出入りするところを誰かに見られても、「連絡がとれないので心配で訪ねたら、ドアのカギが開いていて…」とかなんとか言って遺体の第一発見者を装えます。
おまけに付け加えると、菜奈の遺体発見時に翔太と一緒にいた沙和は「私は縛られていただけなので」と言っていました。
実際は神谷にグーでお腹を殴られていますので、これも沙和が2人いる説の裏付けになります。
こりゃ、ブルだ!!!
ってことで、沙和が犯人と推理しました。
「あなたの番です」各話のあらすじネタバレ
「あなたの番です」各話のネタバレは以下から見てください。
くわしくネタバレしています~。
→10話の詳しいあらすじネタバレ このページです
見逃し配信は下記をチェック!
各部屋の中がのぞけるオリジナルストーリー「扉の向こう」も配信中ですよ~^^
今回の配信は402号室・早苗たちの部屋です。
「私たちはごく普通の家族です」と早苗は朗らかに語ってますが…。
もはやホラーな家族団らん、最後に総一もゾクッとする闇をのぞかせます。
怖いもの見たさでどうぞ^^;
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