「最愛」ドラマのネタバレ考察9話 真犯人はまさかの梨央？台風の夜の真相と大輝の関与は？

TBS金曜ドラマ「最愛」の第９話が放送されました。
誰もが気になっていたであろう、手を血で染めて警察へと向かう第１話冒頭の梨央シーンが出てきたものの、謎は深まるばかりです。

「最愛」ドラマ視聴者の考察の先をいくスピーディな展開でありつつ、真犯人を読ませず、毎回驚きの展開をもってくる手腕はすごいなあ。

ただ、なんだか梨央が犯人なのではと思えてきました…（それ、絶対イヤなヤツ＞＜）。

誰かの正義は誰かの悪。
今回出てきたこの言葉が、まさに「最愛」で起きたすべてのことを象徴していますよね。

この人の最愛は何で、正義はどこに在るんだろう。そんなことを考えつつ、ドラマ最終回前ラストの考察です！

*「最愛」ドラマのネタバレを含みます

【「最愛」ネタバレ考察】
１話　２話　３話　４話　５話　６話　７話　8話　9話

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意外性があった梓の最愛

梨央(吉高由里子)の母親であり、真田ホールディングス社長である梓(薬師丸ひろ子)は、家族が大切だとうそぶきながらも裏で何を考えているのかわからない人物として描かれてきました。

ふてぶてしく、ときには冷酷な一面を見せる梓は、会社を守ることがすべてで自分の子どもである梨央や政信(奥野瑛太)のことさえ利用しているように見えます。

15年前の渡辺康介（朝井大智）の事件も、現在起きた康介の父である昭（酒向芳）としおり（田中みな実）の事件も、寄付金詐欺の事件も、梓が裏で糸を引いているのではと疑いながらこれまで視聴してきました。

けれど、梓の最愛は「家族」だったようです。

梨央、政信、真田ホールディングス。
そして、梓が言い続けてきた言葉の通り、会社や真田ファミリーを支える後藤（及川光博）や加瀬（井浦新）も、梓の最愛の「家族」だったのでしょう。

梓が出頭したときの様子を見るに、寄付金詐欺の事件は本当に後藤が１人でやったことだったでしょうに、梓はすべての罪を自分１人がかぶりました。

後藤のやっていることに以前から気付いてはいたはずです。
ただ、そこまで真田ウェルネスの経営が厳しくなったのはおそらく梨央の製薬事業のせい。

ですが、梨央に夢をあきらめさせることも、会社のために手を汚した後藤を切り捨てることも梓はしませんでした。

ふてぶてしい態度をとりながら、最後には全部自分が泥をかぶって幕引きをするつもりだったのだと考えると、梓に対する見方を大きく変えなくてはなりません。

15年前の件、「康介にとどめをさしたのは優ではない」と個人的には考察しています。

梨央と優の父であり自分の元・夫である達雄（光石研）に助けを求められた梓が、会社に泥を塗らないために加瀬を派遣してやらせたことではないかと思っていましたが…。

加瀬が梓の最愛である「家族」の一員であるならば、そんなことはさせないでしょう。

梓が15年前の事件、現在の事件に関わっているのならば、それは「最愛」が犯した罪を隠すため、かばうためだと思うのです。

殺人事件に真田の人間は関わっていない。
緊急記者会見時に、梓はその旨を宣言しました。

逆に、真田の人間が殺人事件に関わっているからこそ、梓は「寄付金詐欺を認める」という大きな話題に人々の目を惹きつけて、殺人事件への疑いを払拭しようとしたのではないでしょうか。

嵐の夜の達雄の発言が示すもの

15年前の嵐の夜の件で、ずっと気になっていることがありました。
それは早朝に目覚めた梨央に、達雄が覚えてないのかと問いかけたことです。

達雄が優の動画、こときれている康介、ドラッグで意識を失っている梨央を見て、康介を埋めるなどの事後処理をしたのだとしましょう。

であれば、眠っていただけの梨央が何かを覚えているはずもありません。
覚えてないのかという問いかけは、つまり、梨央が覚えているはずの「何か」があったということです。

加えて、優がやったのだとすれば達雄は素直に警察に行ったのではないでしょうか。

達雄はとても常識的な人間に見えました。
年齢と姉を守るためという動機を考慮すると、優が罪に問われる可能性はとても低いです。
遺体遺棄をするなど、わざわざ新たな罪を犯すというのが腑に落ちません。

ただ、もし罪に問われる年齢の子どもが、薬の影響と血まみれで倒れている男を見た恐怖とパニックで正当防衛を通り越すような報復をしていたとしたらどうでしょうか。
しかも、その子が夢をかなえる第一歩である推薦入試を直前に控えていたとしたら？

別れた元・妻である梓に相談して、いざというときには罪を自分が、子どものその後の人生を梓が背負うことに決めたとしても、そこまで違和感がないように感じます。

大輝の関与と優の新たな記憶障害

今回、藤井（岡山天音）が大輝（松下洸平）に重大な問いかけをしました。
あの嵐の夜に、大輝が本当は事件の現場にいたのではないかという問いかけです。

大輝がもしカッとなって康介にとどめを刺したのならば、大輝は警察に自首したと思います。

全国大会を控えている陸上部のために自首をせずに事態を隠蔽した可能性はゼロではありませんが、大輝は自分が人を殺めておいてしれっと警察官になるような人間ではないはずです。

それは、大ちゃん沼住人として明言します。
ただ、何も関わっていないのであれば、東京に出てきたあとに梨央に連絡するよなとも思うのです。

では、大輝がどう関わっているのか。

大輝の最愛である梨央（え、これは合ってるよね？大丈夫だよね？）が康介にとどめを刺した犯人だとしましょう。

犯行の瞬間を目撃してしまった達雄と藤井が２人で康介を山に運んで事後処理をします。
その会話を大輝は聞いてしまったのではないでしょうか。

そして、大輝は再び気を失った梨央と興奮状態の優を家へと運んで寝かしつけた…？

達雄が用事の帰りに陸上部の祝勝会に顔を出して、藤井を車に乗せて寮に帰ってきたというのは十分あり得る線だと思います。

優の最新の記憶障害は、富山県警で取り調べを受けた際に接触してきた藤井に何かを言われたか、達雄の手記などを渡されたかして、真相を知ったことによって起きたのではないでしょうか。

「最愛」の過去回をお得に見るには？

「最愛」というドラマは、ストーリーが過去・現在・過去と現在を結ぶ15年間をいったりきたりしながら展開していきます。

おそらく伏線も盛りだくさんなので、直近１回分の見逃しでは「見たい回が見直せない！」「あそこなんて言ってたっけ？！」ということになりそうです。

TVerなどで直近１回分は無料見逃し配信が見られるのですが、「最愛」の過去回を自由に見たいということであれば、Paraviに加入するしか今のところ視聴方法はありません。

Paraviに加入すると月額は1,017円（税込）です。

他のサービスとの比較表をつくってみましたが、「最愛」を第１回から通しで見れるのはParaviだけ。

他の番組もいろいろ見れちゃいますし、決して高い月額ではないかなーと思います。

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最愛ドラマ考察９話まとめ　犯人は梨央？

イヤです。
梨央も大輝も無実で、２人で幸せになってほしいーーーー！

でもでも、犯人が梨央で梓もそれを知っているのだとすると辻褄が合ってしまうんです。

優が記憶障害を負うきっかけとなった事故のとき、梨央はその場にいました。
もし遊具から落ちた優が梨央の上に落ちて、梨央も同じように記憶障害を持っていたとしたら…。

それなら梓が後藤を通じて康介の父親にお金を渡すのも納得。
赤いペンを梓が持っていないことも、ペンを池に落としてしまった梨央をかばうために自分のペンを渡したのだとすれば説明がつきます。

うううう、考察よ外れろ！！！
２人のハッピーエンドも願いつつ、最終回を待ちたいと思います。